Terumi Morita
July 17, 2026·レシピ

カツカレー

カリッとしたカツを日本のカレーとご飯の上に盛り付けるレシピ。

目次(5項)
カツカレーの盛り付けが美しい皿の画像。
レシピ日本料理
下準備30分
加熱15分
人数2 人分
難度ふつう

材料

  • 豚肉または鶏肉のカツ 2 枚
  • 日本のカレールウ 100 g
  • 玉ねぎ 1 個
  • にんじん 1 本
  • じゃがいも 1 個
  • ご飯 2 カップ
  • 小麦粉 適量
  • 卵 1 個
  • パン粉 適量
  • 油 適量 (揚げ用)

手順

  1. ご飯を炊きます。炊き上がったら保温しておきます。

  2. 玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを一口大に切ります。

  3. 鍋に水を入れ、切った野菜を加えて中火で煮ます。野菜が柔らかくなるまで約15分煮ます。

  4. 鍋の火を弱め、日本のカレールウを加え、よく溶けるまで混ぜます。

  5. カツを準備します。豚肉または鶏肉に塩と胡椒をふり、小麦粉、溶き卵、パン粉の順にまぶします。

  6. 170°Cに熱した油でカツを揚げ、肉が74°Cに達するまで約5~7分揚げます。

  7. カツが揚がったら、油を切り、食べやすい大きさにスライスします。

  8. ご飯を皿に盛り、その上にカレーをかけ、最後にカツを乗せます。カツがカレーに浸らないように気をつけます。

このレシピで使う道具

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    なぜこれが効くか

    カツカレーの魅力は、カツのカリっとした食感と温かいカレーのハーモニーです。カツを170°Cの油で揚げることで、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。特に、肉の内部温度が74°Cに達することが重要で、これにより肉がしっかりと火が通ります。カツをスライスしてからカレーの上にのせることで、サクサク感を保つことができます。もしカツがカレーに浸かってしまうと、せっかくの食感が損なわれてしまうので、盛り付けのタイミングが重要です。また、カレーは最後まで煮込まずに、野菜の食感を残すことで、全体のバランスが良くなります。

    ありがちな失敗

    カツの上からカレーをかけてしまう。
    目安: ご飯にカレーをかけ、カツは上にのせて、底の面だけがカレーに触れる状態。
    なぜ大事か: 揚げた衣は、細かい空洞がたくさんある乾いた層です。上からルウをかけると数秒でその空洞が埋まり、せっかくのサクサク感が食卓に着く前になくなってしまいます。
    どうするか: 皿の片側にご飯とカレー、もう片側にスライスしたカツを渡すように置きます。「浸す」のではなく「架ける」イメージです。

    煮立った鍋にカレールウをそのまま入れる。
    目安: 火を止めるか極弱火にして、ルウを小さく割ってから溶かし、その後5分ほど弱火で煮る。
    なぜ大事か: カレールウは小麦粉と油脂を固めたものです。ぐらぐら煮立った鍋に塊のまま入れると表面だけが先に固まって中まで溶けず、ダマになります。さらに小麦粉が鍋底で焦げつくと、焦げ臭が全体に回ります。
    どうするか: いったん火を止め、ルウを割り入れて、全体がなめらかにつやが出るまで混ぜてから、弱火に戻してとろみをつけます。

    衣づけの順番と水気を雑にする。
    目安: 肉の表面の水気を拭く → 小麦粉を薄く(余分ははたく) → 溶き卵 → パン粉を軽く押さえる。
    なぜ大事か: 小麦粉は肉の表面と卵をつなぐ「のり」の役目です。肉が濡れていたり粉が厚すぎたりすると、この層が水っぽくなり、揚げている途中で衣がはがれて浮いてしまいます。パン粉を強く押しつぶすのも逆効果で、空気の層がつぶれてサクサク感が減ります。
    どうするか: キッチンペーパーで水気を押さえ、粉は薄く。パン粉は手のひらでそっと押さえる程度にします。

    油の温度が合っていない。
    目安: 170°C。1枚揚げたら温度が戻るのを待ってから次を入れます。
    なぜ大事か: 温度が低いと、衣が固まる前に油を吸って重くベタついた仕上がりに。高すぎると、中心が安全な74°Cに届く前に衣が濃く色づき、苦味が出ます。
    どうするか: 勘ではなく温度計で確認を。家庭のフライパンでは1枚ずつ揚げるのが確実です。

    揚げたカツをキッチンペーパーの上に寝かせたままにする。
    目安: 網に立てかけるように置き、下から空気が抜けるようにします。
    なぜ大事か: 揚げたてのカツからは1〜2分は湯気が出続けます。平らに寝かせると、その湯気が下面にこもって衣がふやけます。見えない裏側だけがしんなりする、いちばん惜しい失敗です。
    どうするか: 揚げる前にバットと網を用意しておき、油を切る1分間はそこに置きます。切るのは盛り付ける直前に。

    見極めのポイント

    • 170°Cの油: パン粉を1粒落とすと、いったん少し沈んでから浮き上がり、20〜25秒ほどできつね色になる。 細かい泡が絶え間なく立つ状態です。
    • 揚げている最中の音: 最初は低くにぎやかな音、途中から軽く高い音に変わる。 この変化は表面の水分が抜けて衣が固まったサインです。
    • 揚げ上がり: 全体が均一なきつね色(濃い栗色ではない)で、箸で叩くと軽く硬い手ごたえ。 最後に中心温度74°Cを温度計で確認します。
    • カレーの野菜: 竹串がじゃがいもにすっと入り、中心にコリッとした芯が残っていない。 にんじんは押すと少ししなる程度が目安です。
    • カレーの状態: スプーンの背に膜のように残り、指で線を引くとその線が残るとろみ。 つやがあり、香りは香ばしいスパイスの匂い。粉っぽい小麦粉の匂いがしたら、あと1〜2分弱火で煮ます。
    • 盛り付けたあと: 包丁を入れたときに衣が「サクッ」と音を立てる。 カレーの汁がカツの側面を上ってきていないこと。

    歴史メモ

    日本のカレーは、インドから直接ではなく、イギリス海軍を経由して明治期に伝わりました。イギリス風にとろみをつけたカレーを、日本の海軍が栄養と扱いやすさから艦上食として採用し、それが家庭へ広がっていきます。カレーにカツをのせる食べ方はさらに後で、銀座の洋食店スイスが1948年、常連客だった読売ジャイアンツの千葉茂選手の求めに応じて出したのが始まりとされています(ほかにも元祖を名乗る店があります)。(出典: Katsu curry — Wikipedianippon.com

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