基本のトマトパッサータ
Tomato Passata Base|各国共通読み:きほんのトマトパッサータ
トマトパッサータは、豊かな風味を持つ基本のトマトソースです。

レシピ各国共通
下準備10分
加熱15分
人数4 人分
難度やさしい
材料
- トマト 1kg
- 玉ねぎ 1個(中サイズ)
- にんにく 2片
- オリーブオイル 50ml
- 塩 大さじ1
- 黒胡椒 小さじ1
- バジルの葉 数枚
手順
トマトを洗い、ヘタを取り、4つに切ります。
玉ねぎとにんにくをみじん切りにします。
鍋にオリーブオイルを入れ、中火で熱し、玉ねぎとにんにくを透明になるまで約5分炒めます。
鍋に切ったトマト、塩、黒胡椒を加え、全体を混ぜます。
蓋をして、中火で15分煮込みます。時々かき混ぜることで、トマトが均一に崩れます。
火を止め、バジルの葉を加え、全体をよく混ぜて完成です。
なぜこれが効くか
トマトパッサータは、トマトの自然な甘みを引き出すために、低温でじっくりと煮込みます。特に玉ねぎとにんにくを先に炒めることで、香りと甘さが加わり、ソース全体の味を深めます。トマトは水分が多いため、煮込むことで水分が蒸発し、濃厚な風味が得られます。もしソースが太すぎたら、少し水を加えて調整することができます。また、塩や胡椒は最後に調整することができ、好みに応じて加減してください。このように、基本的な材料と手法で、シンプルながら奥深い味わいのソースを作ることが可能です。
ありがちな失敗
- にんにくを玉ねぎと同時に最初から入れてしまう。(パッサータ=煮込んだトマトを裏漉し器に通して皮と種を除いた、滑らかなトマトピューレのこと。)
- 目安: 玉ねぎが透き通ってから、トマトを入れる直前に約1分だけにんにくを加える。
- なぜ大事か: にんにくは焦げやすく、苦味が出てしまうと煮込んでも消えません。
- どうするか: 玉ねぎをしっかり甘くしてから、にんにくを短時間だけ香りが立つまで炒めます。
- 蓋をしたまま煮込み、水っぽいまま終わってしまう。
- 目安: 蓋を外して弱めの煮立ち、縁が少し詰まって見える状態(水分が蒸発して味と濃度が凝縮していくこと)。
- なぜ大事か: 蓋をすると蒸気がこもり、水分が抜けず濃度も風味も上がりません。
- どうするか: 蓋を外し、時々混ぜながら、スプーンで線を引いて一瞬跡が残るくらいまで詰めます。
- 味見をする前に砂糖を入れてしまう。
- 目安: 仕上げ前に味見し、酸味が強すぎる時だけ砂糖を一つまみ。
- なぜ大事か: ゆっくり炒めた玉ねぎと熟れたトマトの自然な甘さで十分なことが多く、先に砂糖を入れると本来の風味が隠れます。
- どうするか: 最後に味を見て、必要なら少しずつ加えて調整します。
- 熱々のまま勢いよくミキサーにかける。
- 目安: 火を止めて少し落ち着かせるか、蓋をタオルで押さえる。
- なぜ大事か: 熱い液体はミキサー内で膨張し、蓋が飛んだり熱湯が噴き出したりして危険です。
- どうするか: 火を止めて数分置いてから、ミキサーは半分以下に分けて入れ、蓋の蒸気穴を開けて回します。
見極めのポイント
- オリーブオイルがソースから分離し、鍋の縁に赤橙色の油が浮かぶ
- トマトの塊が完全に崩れ、均一なピューレ状になる
- 色が鮮やかな赤からやや深いレンガ色へ落ち着く
- 火を止めてから加えるバジルが、暗く萎れず鮮やかな緑を保っている
歴史メモ
passata はイタリア語の動詞 passare「通す」から来た言葉で、煮込んだトマトを裏漉し器(手動式のミルで、果肉だけを通して皮や種を分ける道具)に通して皮や種を取り除く工程そのものを指します。南イタリアを中心にトマトが定着するなかで、夏の終わりに家族で大量のトマトを煮て瓶詰めする「il tempo della passata(パッサータの季節)」が暮らしの一部となりました。具体的な年代や地域差は資料によって幅があるため、ここでは断定せずに留めておきます。
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