Terumi Morita
May 21, 2026·レシピ

アイスカフェラテ

Iced Café Latte|モダン・グローバル

自宅で楽しむ本格的なアイスカフェラテのレシピです。

目次(5項)
氷が入ったグラスに、上にコーヒー、下にミルクの層が見えるアイスカフェラテ。
レシピモダン・グローバル
下準備10分
加熱5分
人数2 人分
難度やさしい

材料

  • エスプレッソ 120 ml
  • 冷たい牛乳 240 ml
  • 氷 200 g
  • 砂糖 大さじ1(お好みで)

手順

  1. エスプレッソを作るために、エスプレッソマシンを使用し、約90℃で抽出します。抽出時間は約25秒です。

  2. グラスに氷を200g入れ、その上からエスプレッソを注ぎます。

  3. 冷たい牛乳を約120ml、エスプレッソの上からゆっくりと注ぎ、層を作ります。注ぐ時間は約10秒を目安にすると、層が崩れにくくなります。

  4. お好みで砂糖を加え、軽く混ぜてからサーブします。この時、混ぜる時間は約5秒程度が理想です。

なぜこれが効くか

アイスカフェラテは、エスプレッソの濃厚な味わいと冷たい牛乳のクリーミーさが絶妙に組み合わさった飲み物です。エスプレッソは高温で短時間抽出することで、香りと味が凝縮されます。具体的には、約90℃で25秒間抽出することで、理想的な風味を引き出します。また、氷の上にエスプレッソを注ぐことで、温度差が生まれ、ミルクとエスプレッソが自然に層になりやすくなります。もし氷が溶けすぎてしまった場合は、氷を追加することで、冷たさを保つことができます。逆に、牛乳の温度が高すぎると、エスプレッソの層が崩れることがありますので、冷たい牛乳を使用することが重要です。冷たい牛乳は、約120mlを目安に使うと良いでしょう。注ぐ時間を約10秒に設定することで、層が崩れにくくなります。これにより、飲み物全体のバランスが保たれ、見た目も美しく仕上がります。アイスカフェラテは、見た目の美しさだけでなく、味わいの深さでも楽しませてくれる一杯です。

ありがちな失敗

抽出したてで熱いままのエスプレッソを氷に注ぐ。
目安: 抽出後に3〜5分休ませ、氷に触れる時点で約60〜65℃まで下がっていること。
なぜ大事か: 熱いエスプレッソは氷を一気に溶かしてしまい、薄まるだけでなく、表面のクレマ(エスプレッソの細かな泡層で、揮発性の香り成分を保持している部分)も流れ落ちてしまう。ボディと香りの両方を一瞬で失う。
どうするか: 抽出してから一拍置く。その間にグラスへ氷を詰め、牛乳をさらに冷やしておく。ポルタフィルター(エスプレッソマシンに装着する取っ手付きの粉受け)から直接ではなく、小さなピッチャー経由で注ぐと温度ムラが減る。

作り置きの古いコーヒーを使う。
目安: 提供の10分以内に抽出したエスプレッソ。理想はもっと短く。
なぜ大事か: コーヒーは空気に触れた瞬間から酸化が進み、明るく甘い上位の香りから先に消えていく。冷たい状態ではもともと風味が抑え込まれているので、酸化の影響がさらに目立つ。
どうするか: グラスと牛乳の準備を先に終わらせ、ショットは最後に引く。どうしても先に作る場合は密閉して冷蔵し、1時間以内に使い切る。

冷たい牛乳を勢いよく注ぎ、層が崩れる。
目安: スプーンの背を液面のすぐ上に当て、細い流れでゆっくり注ぐ。
なぜ大事か: 冷たい牛乳は温かいエスプレッソより密度が高く、静かに加えれば自然に下へ沈んで層になる。勢いよく注ぐとその密度差ごと攪拌してしまう。
どうするか: グラスをわずかに傾け、内側の壁を伝わせるように細く流す。層は自分で立ち上がってくる。

氷を入れすぎて水っぽくなる。
目安: グラス容量のおよそ半分まで。砕き氷ではなく大きめのキューブ
なぜ大事か: 砕き氷は表面積が大きいので数分で溶けきり、急速に薄める。大きなキューブは表面積が小さく、冷たさを保ったまま溶けにくい。氷の量を増やしても冷たさは長持ちせず、薄まりが早まるだけ。
どうするか: 2〜3cm角のしっかりしたキューブを使う。自宅で頻繁に作るなら、濾過水で氷を作るとオフフレーバーが出ない。

見極めのポイント

  • 注ぐ直前のエスプレッソ: 濃い焦げ茶の表面に薄いヘーゼル色のクレマ。湯気はもう立っていない。 これが氷を急に溶かさない温度まで落ちたサイン。
  • 牛乳がエスプレッソに触れた瞬間: 水平にきれいな境界線、上は茶、下は白。 ここで色が混ざってしまうなら注ぎが速すぎる。
  • グラスに入れて2分後の氷: 角がわずかに丸まっただけで、ほぼ元のキューブ形を保っている。 大きく溶けていたらエスプレッソが熱すぎた。
  • 最初の一口: まず冷たく甘い牛乳、その後にコーヒーの苦味と香りが追いついてくる。 この順番が来るからこそ、最初は混ぜずに層のまま供する意味がある。

歴史メモ

ホットの「カフェラテ」自体はイタリア発祥で、caffè e latte という呼び方は19世紀半ばの文献に既に現れている。ただし、アイス版はイタリアの伝統ではない。イタリアで近い飲み物は caffè shakerato(エスプレッソと氷、砂糖をシェーカーで強く振る)で、氷に直接注ぐ形ではない。今わたしたちが思い浮かべるアイスカフェラテ——氷の上にエスプレッソ、その上に冷たい牛乳——は、1990年代にシアトル系カフェ(スターバックスやシーアトルズ・ベストなど)を中心に北米で広まった形だ(Tasting TableWikipedia: LatteWikipedia: Caffè shakerato)。家で作って後で飲む場合は、牛乳は使うまで冷蔵し、出来上がったものはその日のうちに飲み切る——常温の乳製品が安全でいられる時間は短い。

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